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子連れで美術館に行きましょう

こんにちは。知育ラボの植村です。

沢山のママとお話していると、「子連れで美術館に行ってもいいのですか?」と聞かれることがよくあります。

もちろん!YES!YES!どんどん行ってください!

が、子連れで美術館に行くというのは実はとても勇気のいる事です。

実際、一部を除いて、日本の美術館や博物館は子連れ客にとても厳しいです。

一方で、子供に本物の芸術作品を見せたいと考えるのも親心。

私事ですが、娘が産まれるまでは、日本のものも海外のものも、古いものも新しいものも、美術館や博物館で芸術作品を見ることが大好きだったので、よく足を運んでいたのですが、さすがに0歳の娘を連れて美術館に行くのは気が引けるなぁと感じた時期がありました。

とはいえ、家で画集を見たり、開催予定の展覧会情報を眺めたりしていても、想いは募るばかり。

行きたい展覧会を見つけては、終了時期ぎりぎりまで行こうかどうか悩んだりしていましたが、やはりどうしても行きたい。娘に本物を見せたい!

思い切って『書』の企画展を行っていた、いつも比較的人の少ない美術館に足を運んでみました。娘、生後3か月、寒い冬の日でした。

私:「こんにちは。チケット1枚ください」

係の人:「あ。泣いたら出てくださいね」

私:「え??」

係の人:「他のお客様の迷惑ですので、赤ちゃんが泣いたら出てください」

私:「はい」

係の人:「こんな寒い日にかわいそうに。おむつ替えスペースはないですよ」

私:「はい。。チケット1枚ください」

展示室に入ると、それまで殆ど外に出たことがなかった娘は、いつもと違う雰囲気に気が付いたのか、目をぱっちり開けてきょろきょろしている様子。

幸い、ほかのお客様は2人しかいなかったのですが

「泣いたら出てください」

の一言が心にぐっさり刺さっていた私は、ドキドキしながらも娘に、『一緒に見よう。素晴らしい文字で書かれた美しい文章なんだよ~』と小さな声でささやき、1点1点の作品の前であれやこれや3ヶ月の娘に話しかけながら、2つある展示室の1つを楽しんで、最後まで泣かずにいてくれた娘に感謝しながら自宅まで歩いて帰ったのでした。

次の日、チケット売り場で同じことを注意されたものの、もう一つの展示室を娘と一緒に楽しみ、展示作品すべてを2日間かけて堪能したのが娘の美術館デビューです。

それからというもの、できる限り毎日、外出のついでの10分でも美術館や博物館に行くようにしていたので、割引のある10枚つづりの回数券があったら便利だなぁなどと思っていましたが、そうこうしているうちに、私は受付の人に注意されることにも免疫がつき、娘もひとつの展覧会を1回で楽しんでくれるようになりました。

1歳過ぎて喋り始めるようになると、国宝の茶碗を見て「ごはん入ってないね~」、肖像画を見て「●●●●(お友達の名前)ママ」と言ってみたりと、好き嫌いも含めて自分の感想を伝えてくれるようになって、先入観のない素直さや大人との視点の違いに、私の方が新たな発見できるので、芸術に触れて欲しいという気持ちが、一緒に楽しもう!に変わっていったことも嬉しい驚きでした。

ある美術館の常設展を見に行った時のこと。何度注意しても作品に近づいていってしまう娘に、さすがに怒りそうになったのですが、娘の目の高さに合わせて作品を見てみたところ、絵画作品の額に入っているガラスに照明が反射して、絵が見えない!

私はハッとしました。それまで見ていた作品、もしかして見えていなかった??

家に帰って調べたところ、最近の展示に使われているガラスは反射が少ないと書いてあったのでほっとしたものの、子供目線に立ち、一緒に感動を共有することはいろんな意味で大切だと再確認できた良い経験です。

最近は、月に2つ程度の展覧会を楽しむのみとなってしまいましたが、どんなジャンルの展覧会でも自分なりに楽しんでくれている娘を見ると、芸術作品を楽しめる心を育んでくれている気がして、とても嬉しいです。

絵画でも音楽でも、どんな事でもやはり本物に触れる機会をたくさん持つことは、とても大事だと思います。

その道のプロになって欲しいとか、そういう思いとは全く別で、本物を知っているからこそ見えてくる本質だったり、感受性のある人に育って欲しい。

日本は子連れに厳しいシーンが沢山あることを、私も身を持って実感していますが、一方で、沢山の良いものが溢れている国でもあると思います。

子連れで美術館に行くことを躊躇しているママの皆様には、どうぞ、勇気をもって美術館に足を運んでほしいです。

とはいっても。。やっぱり、一人で行くのは気が引けます。。というママのために、現在は一時中断しておりますが、知育ラボのアートツアーを復活させますので、どうぞご参加いただけたら幸いです。

これからの季節、お出かけには最高です。どうぞみなさん、子連れで美術館に行きましょう!

今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

子連れで美術館に行きましょう

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